ニキビ跡に効果的なレーザー治療の種類

ニキビが治ってもニキビ跡として残る場合があります。特に赤ニキビ、紫ニキビの重症化したものは、ニキビ跡が残るリスクも大変高くなります。
そしてできてしまったニキビ跡は改善するのが大変難しい・・・。

そんな厄介なニキビ跡に優秀なのがレーザー治療です。
ニキビ跡ができたときの強い味方のレーザー治療について解説していきたいと思います。

ニキビ跡のレーザー治療の種類やメカニズム

まずレーザー治療はどのようにして、ニキビ跡を治療しているのでしょうか?レーザー治療はのメカニズムはこのように解説されています。

治療メカニズムとしては、レーザー光が真皮の膠原線維の水分に吸収され熱エネルギーを発生し,古い膠原線維が破壊され,その後新しい膠原線維が産生され(リモデリング),瘢痕が改善する。

引用:レーザーによるニキビ痕の治療

これはどういうことかというと、レーザーの熱エネルギーを利用し、皮膚の膠原線維を一度破壊し、再生させることでニキビ跡が改善するとうメカニズム。

※皮膚の真皮内になる結合組織の細胞間の繊維。膠原線維はコラーゲンが主な成分。

現在ニキビ跡に使われる代表的なレーザーは、「フラクショナルレーザー」「炭素フラクショナルレーザー」「ダイオードレーザー」があります。

「レーザーによるニキビ痕の治療」によると、この3つの違いは皮膚を剥離させる(アブラティブ)かそうでない(ノンアブラティブ)かに分けられます。
アブラティブは効果が高いもののダウンタウンは長め、反対にノンアブラティブはダウンタイムは短いものの効果はアブラティブより劣ります。

そしてもう一つの違いは、それぞれの波長の長さの違いにあります。

引用:レーザーによるニキビ痕の治療

レーザー治療のニキビ跡への効果について

ニキビ跡にもレーザー治療は効果的?

では実際に「レーザー治療はニキビ跡に効果があるのか」ということについては、実際にダイオレーザーを使った実験結果をもとにみていきたいとおもいます。

対象は24例(女性17例,男性7例)で、平均年齢は27歳(15?44歳)であった。?瘡瘢痕の罹病期間は平均5年(1?9年)であった。
照射は4週間に1回,計5回行った。照射終了後3か月間経過観察をした。照射径は6mm,照射率は12J/cm2,パルス幅は210ms,クーリングスプレーは33ms,繰り返し周波数は1Hzとした。照射部位は両?部とした。照射前にリドカイン含有テープを貼付した。効果判定は主治医と写真の両者によって行った。

引用:レーザーによるニキビ痕の治療

5年以上ニキビ跡を患っている男女24人に計五回のレーザーを照射した実験です。
そしてこの実験の結果では程度は違えど87%が改善、そいてこの92%がこのレーザーの結果に満足してと回答しています。

著明改善が46%、中等度改善が29%、やや改善が13%、不変が13%で、悪化例はなかった。患者満足度は「きわめて満足」が50%、「満足」が29%、「やや満足」が13%、「満足せず」が8%であった。

引用:レーザーによるニキビ痕の治療

ケミカルピーリングでは、改善したのは50%前後でしたから、レーザーはニキビ跡に効果的といってもいいのではないでしょうか?

POINT

ただし、この実験では脱落者はでなかったものの、すべての方が痛みを訴えていました。レーザー治療を受ける際はある程度の痛みは覚悟しておく必要があると思います。

レーザー治療はニキビ治療にも効果的

レーザーはニキビ跡の治療だけではなく、ニキビ自体の治療においても用いられます。
膠原線維をリモデリングするニキビ跡治療に対して、皮脂腺を破壊しニキビを治療していきます。

ニキビの症状を持つ19歳から42歳のの男女41人(男性5人女性36人)にアメリカ製のスムースビーム(波長1450nm)というレーザーを使った実験では37人が改善するという結果になりました。

治療効果は、評価判定より、著明改善12例(29.3%)、中等度改善19例(46.3%)、軽度改善6例(14.6%)、不変4例(9.8%)であった。色素沈着、色素脱出、瘢痕形成などの副作用は認められなかった。

引用:ざ瘡に対するレーザー治療

この結果を見てもレーザーは、ニキビ跡、ニキビ改善にはかなり有効な治療法だとではないかと思います。